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オーストラリアの赤ちゃんの風疹予防接種事情|大人も接種できる?
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日本で、風疹の流行が話題になっていますね。
妊婦の人に移ると胎児に深刻な影響がでるのに世代によっては予防接種の回数が少なかったりして、特に成人男性の風疹免疫の低さが問題になっているという日本のニュースを見ました。
オーストラリアは日本と気候も違い、流行している病気もかなり違いますが、風疹は結核と共にオーストラリアでは『流行しない病気』として認識されています。
もしも、オーストラリアに風疹患者が出た場合は海外からの持ち込みの可能性が高く、オーストラリア国内で発生する可能性は低いという稀な病気という扱いです。
この記事では、
- オーストラリアでの赤ちゃんへの風疹予防接種の時期、回数
- 妊娠中の女性に対する風疹抗体検査
- 成人でも風疹の予防接種が受けられるのか
などについてまとめます。
これからオーストラリアに移住する方や引っ越してきたばかりの人はオーストラリアの予防接種事情を知らないかもしれませんのでぜひ参考にしてください。
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Contents
オーストラリアの赤ちゃんの風疹予防接種はいつ?何回?
風疹は英語でRubellaです。
風疹の予防接種は、Rubella vaccinesです。
オーストラリアには、国で定めた予防接種プログラムがあります。
National Immunisation Program(NIP)と呼ばれています。
この予防接種プラグラムによると、
赤ちゃんは、生後12か月(1歳)と18か月(生後1歳半)の2回、風疹の予防接種を受けます。
オーストラリアの予防接種プログラムで定められた予防接種は、永住権・ビジネスビザ・学生ビザに関係なくすべての子供が無料で接種を受けられます。
オーストラリアでは風疹の予防接種は、
- はしか(Measles)
- おたふくかぜ(Mumps)
- 風疹(Rubella)
の3種混合です。
風疹の含まれているワクチンは、
- M-M-R II
- Priorix
- Priorix-tetra
- ProQuad
のいずれかです。
オーストラリアで風疹のワクチン接種が推奨されている人
- 妊娠可能な年齢の女性すべて
- 風疹免疫の不十分な出産直後の女性
- 1966年以降に生まれて風疹ワクチンを2回接種していない人
ワクチンが無料で接種可能だとは限りません。
これらの人は風疹の免疫があるか血液検査をGPでして、不十分であるという結果がでたら追加接種をします。
下記の人は無料で風疹ワクチンが接種可能
- 20歳以下の人
- 人道支援ビザで入国した人
- 難民
妊娠中の女性は風疹の抗体検査は必須
妊娠中の女性が風疹にかかると体内の赤ちゃんに影響を及ぼし、先天性風疹症候群を引き起こす可能性があるのですがこれは妊娠の最初の3か月(妊娠18週ごろまでがリスクが高い)がもっとも影響を受けやすいといわれています。
オーストラリアでは、妊娠したら血液検査をしますが、このときに風疹の抗体もHIVや梅毒などと一緒に検査します。
これは、メディケア負担で無料です。
このときに、風疹の抗体が低かった場合は、パートナーか同居の家族が風疹の予防接種を受けたり、妊娠3か月が過ぎるまでは風疹に感染しないように気を気を付けて過ごすことになります。
出産後に風疹のワクチン接種が可能です。
オーストラリアでは、妊娠前に風疹の抗体があるか血液検査を受けることを推奨しています。
この場合は、GPで妊娠を希望しているので風疹の抗体検査を受けたいといえば検査が受けられます。
赤ちゃんを持つことを考え始めたら、GPで風疹の抗体検査を受けましょう!
大人の風疹予防接種は可能?
もしも、風疹が流行している地域や国、例えば日本に行くことが決まっている場合、風疹の予防接種を考えているならGPに相談してみましょう。
抗体があるか血液検査をしてから、風疹の予防接種をするかどうか相談できます。
この場合は、実費になることが予想されますがだいたいいくらくらいになるかGPでも薬局でも確認できます。
そろそろ子どもを…と考え始めたら妻も夫も風疹の抗体検査を受けると安心です。
私と夫が長男が生まれる前に、日本に移住する際に、日本ではしかの流行が話題になっていました。
その時は、いつ妊娠するかもわからないのでとGPではしかの予防接種を受けました。
血液検査もなしで、はしかの予防接種を1本ずつ受けました。
ちなみにはしかのワクチンは無料でした。
てっきり有料だと思っていたのでびっくりした記憶があります。
日本で風疹が流行していることを伝え、渡航予定があるといえば風疹の予防接種は受けられると思います。
まとめ
オーストラリアでは風疹はレアな病気とされています。風疹が発症するのは、外国から患者が流入した場合と考えられています。
2018年10月31日世界保健機関(WHO)はオーストラリアで風疹が根絶されたことを発表しました
もしも、妊娠中に風疹の抗体が低いと結果が出てもオーストラリア国内で風疹が流行することは考えにくいと考えられていますが、風疹が流行している日本に妊娠中に里帰りする場合は不安があります。
今後近いうちに妊娠を考えている人は、日本への帰国前に風疹の予防接種を受けてから行くという選択肢もあるかもしれませんのでGPに相談すると安心です。
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